はじめて野外コンサートに行くことになった-帰りに待たされた野外コンサート|1度は行ってみたい野外コンサート

はじめて野外コンサートに行くことになった

夏が近くなると、そわそわし始める人たちがいる。野外コンサートのとりこになっている人種だ。暑いわ汚れるわ人だらけだわで、いったいなにが面白いのだろうと思っていたが、ついに野外コンサートデビューをすることになってしまった。きっかけは、鉄道会社のコマーシャル。野外コンサートのコマーシャルをやっていたわけではない。使われていた曲に魂が反応してしまったのだ。ひとつにつながる、ということがテーマであったであろうコマーシャルを、とても魅力的に彩る、弾むような曲だった。震災のおり、祝賀ムードの自粛によって、コマーシャルはネット上の動画でしか、(少なくとも私の住んでいる地方では)見られなかったようだが、自粛で抑圧されたひとびとの欲求をスマートに解放してくれる曲のように感じて、ダウンロードサイトから、速攻で購入してしまった。

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初めての経験である。しばらく、自宅でも、出先でも、そのお気に入りの曲を、ヘビーローテーションしていた。まったく飽きずに聞いていた。そして、見つけてしまったのである。歌手が、私の自宅近くで行われる野外コンサートに、出演することを。時期的に、残暑が厳しくなってくるころ。迷った。迷いに迷って、決めてしまった。

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あの歌声を生で聞いてみたい。もともと、お気に入りの曲は、野外のような開放感あふれる場所にぴったりで、夏の爆発的なエネルギーを祝福するような曲だったからだ。地元民としては、こっそり侵入するルートを知らなくもないのだが、ちゃんとチケットは購入した。正面から堂々と入りたい。歌手に敬意を表したいのだ。あんなに素晴らしい曲を作れる才能と、野外コンサート嫌いだった私を動かしてしまうほどの魅力そのものに。

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